僕のSoul Train観

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さて、今週最大のニュースと言えばDon Corneriusの逝去だったと思います。

Don Cornerius

個人的にfacebookにもちょろっと書いたんですが、僕自身70~80年代のSoul Musicを知らずに育った世代だけに、知った風なことは書けません。

自分のような世代からみたDon CorneriusとSoul Trainについて、身の丈サイズのテキストという意味で書き記しておこうと思います。

 

Soul Trainを初めてみたのはNice & Smoothが出ていた回。

Hip Hop JunkiesだったかHow To Flowをやっていたから91年だったと思います。

「どっちがナイスでどっちがスムース?」としつこく尋ねる司会のドン・コーネリアスに、「オレがナイスで・・・」と苦笑しつつ対応してたGregが今でも頭に浮かびます。

あの低トーンの語り口で淡々と進行する司会ぶり。

それと反比例したダンサーズの高いテンション。

名だたるアーティストが出演するもなぜか口パク。

グラフィティ・ロックほどではないにせよ、みていてなんとも言えない違和感を覚えたものです。

その頃はダンスにはまった時期でして、当時人気絶頂だったZooのリーダーが「Soul Train Gangのステップは参考になる」と言うので再放送もみてましたが、どうもピンとこない。

そんなイメージを変えたのは映画Crooklynのエンディングシーン。

不思議なものでこの曲に乗せて眺めるとなんだかスッと入ってくるのです。

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そしてあのElite Forceも取り入れているではないか!

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オリジナルと思っていた最新のダンスにもネタがあって、それをアレンジして新しいものに変えていくのだと、時代を追って姿かたちが変わっても通っているSoulは同じなのだと、あのTaco氏が言っていた意味を徐々に理解したのでした。

DJについても同様、「サンプリング」というものを知ったことでSoul Musicに触れる様になり、それまで「別物」と思っていたSoul、Jazz、Hip HopなどなどをBlack Musicという大きな枠組みの中で捉えるようになっていきました。

その過程で、Soul Train越しにみたMarvin GayeやIsley Brothers、Sly & The Family Stoneのパフォーマンスは口パクとは言え、Black Musicという大きなパズルを完成させるためのコマとして自分の中に蓄積されていった気がします。

今みたいにyoutubeで動画を漁れる時代じゃなかったですし、僕にとってSoul Trainという番組は貴重な情報源であり、栄養素だったなぁと思うのです。

ご冥福を祈ると共に感謝の意を表します。